2024/2 人気コミックランキング

 最近どう?(挨拶)

 お久しぶりです。
 「ブルスコミックログ」の運営を行っている、c-www.netの深沢です。

 ご存知のように、Blueskyは2月7日(日本時間)に従来の招待制を廃止して以降ユーザー数が激増し、その結果WebコミックのURLを含んだ投稿の数も、従来とは比べ物にならない程増加しました。招待制が廃止された2/7以後は、WebコミックへのURLを含んだ投稿を検知するフィードに補足される投稿数が、従来の約4倍程度にまで増加しています。

 そのため、今月からは、過去一ヶ月に投稿された作品のURLの集計結果を10位まで発表することにします。


1. ヒトナー

 2月にネットで話題となったWebコミックといえば、やはりこの「ケモナー」に尽きるでしょう。2/15にジャンププラスで公開され、Blueskyでも一気に話題となりました。
 ケモノを愛好する人間「ケモナー」の対義語である「ヒトナー」という造語をテーマに描いた、異種族交流SFの傑作と言っても過言ではない作品です。主人公のトネリコの可愛らしさを愛でるケモナー大喜びなマンガとしても、現実社会をカリカチュアした物語としても読むことができる奥深さを持った、実にSFらしいマンガだと思っております。

2. 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。

 みんな大好き「チー付与」ですが、2/16に全話無料公開されたことで、ここBlueskyでも話題になりました。リンクは第1話に張ってありますが、Blueskyでは(現時点での最新話である)35話も話題を集めています。
 よくある「なろう小説」のコミカライズ企画と思わせておいて、実は原作をあらゆる意味で改変し、それでもなおちゃんとギリギリのバランスでコミカライズとして成立しているという、奇跡的な作品であると解釈しています。

3. 女友達

 2/11にジャンププラスで公開された作品。小学校の先生をしている主人公の女性のクラスの授業参観に、イカのようなバケモノが生徒の母親としてやって来るところから始まる、奇妙な友情の物語です。
 テーマとしては、タイトルが示すように主人公とイカのバケモノの姿をした生徒の母親が「女友達」としての関係を徐々に育んでいく物語ということになるのですが、それ以上に「小学校の授業参観」という日常を描くところから始まった物語が、読み進めるうちに我々の世界の常識から離れていく不思議な感覚が、実に魅力的だなと思いました。

ピアス

 「女友達」に続き、2/12にジャンププラスで公開された作品。一人の女性が自身の尊厳を守る覚悟を得るきっかけとなった出来事を、「ピアス」を題材に描いた物語です。
 主要な登場人物は主人公と彼女の隣の席になったピアスを付けた男子の二人だけととてもミニマルながらも、彼女にとってはかけがえのない大きな思い出であったことが伝わる作品だと思います。

5. [第57話]ぷにるはかわいいスライム

 2/15にコロコロオンラインで公開。「ぷにるはかわいいスライム」は、基本的にはそのタイトルの通り「主人公の少年のホビー(おもちゃ)であったスライムに魂が宿って女の子になっちゃった!」というキッズ向けの王道コメディなのですが、連載が進むに連れて「ホビーが人を愛するとは、如何なるものなのか? そして、人間にとってホビーとは何か?」という哲学的なテーマをも内包するに至る(ようにも取れる)、壮大な物語になりつつあるようにも思えます。
 今回のエピソードはそのテーマ性が凝縮された、現時点での「ぷにる」の到達点とも言える物語です。話題になるのも納得と言えます。

 6位〜10位は、以下の通りです。

6. 傷口と包帯

7. 追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。第35話

8. 僕の心のヤバイやつ Karte.140 僕らはよくない人間たち

9. 魔法医レクスの変態カルテ Case5.ビキニアーマー

10. 【コミックDAYS読み切り】People


 そして、作品のタイトル名別で集計した結果の上位3件も紹介します。
 「スーパードクターK」の人気は相変わらずの様です。

1. K2

2. スーパードクターK

3. ぷにるはかわいいスライム


 如何だったでしょうか?(締めの言葉)

 2月はユーザー数が一気に増加したことで、Blueskyに流れてくるマンガ関連の投稿もかなり増加しました。Blueskyにアカウントを作る漫画家やイラストレーター、編集者の方も傾向も明らかに増加傾向にあり、Blueskyは一気にメジャーなSNSとして台頭する可能性が出てきたことを感じています。

 来月も、このような形で引き続きログを集計したものを公開していけたらと思っております。
 今後ともよろしくお願いいたします。